アートな書が庶民の日常の中でも飾られるようになるといいな

WEB担当のIKUKOはサイト構築が仕事なので、ときどき、同業他社さんのサイトを見ることがありますが、きめ細かく情報を入れたサイト作りなどに学ぶべき所があるなーと思うことはあっても、掲載されている作品自体については「どれも似たような感じだなぁ」と思うばかりで、正直、あまり魅力を感じることがありません。というか、似ているのが多くて見分けがつかない(^^ゞ

ところが昨日、ネットを見ていたら偶然、すてきな作品を見つけました。
2013年の記事なのでちょっと古いですが、
「これこれ!新築祝いなら、こういうものでなくちゃ!」
と拍手をおくりたい気持ちになりました。

若くて才能のある作家さんには本気でアートをめざしてほしい

筆文字つとむはもとがグラフィックデザイナーなので、本格的な書道の作品は作れませんが、少しでも書道をやった書家の人にはぜひ、見る人に「何かが伝わる」そんな書をかいて欲しいのです。

絵画や文学でも、そこに「うれいし」と書いてあるから「うれしい気持ち」が伝わるわけではありません。むしろ、何か分からないことが書いてあっても、見ているだけで涙がでたりするような、「言葉がなくても何かが伝わる」。それがアートや芸術の力かなーと思います。

書道の世界では、有名な相田みつをさん以来、ああした個性的な、崩れた文字がかっこいい、味がある、という風潮があるのかどうか、門外漢の私にはよく分かりませんが、筆文字つとむの作品はよく、みなさんから「相田みつをさんみたいだね」と言われます。
本人も、すごく影響を受けたと言っているので、どこか似てしまったのかもしれません。

ただ、せっかくちゃんとした書道の文字が書ける作家さんには、にわざと下手に崩して安っぽい字を書くのではなくて、自分がほんとうにいいと思う文字を書いて、いけるとこまで高みをめざしてもらいたいなーと思います。

まあ、雑貨のジャンルで販売するのだから仕方がないといえば仕方がないけど、いろんなブライダルグッズを売る量販店を見ても、マンガみたいな筆文字作品ばかりが並んでいるのを見ると、なんだかなーとがっかりしたりします。

筆文字つとむのことはいったん脇に置いといて、
日本にはすばらし書道を書ける人がたくさんいて、中には作家として作品づくりを続けている人もいると思うのですが、なかなか、庶民の私たちの目に、そういう人の作品は触れる機会がありません。

でも、日本人なんだから、結婚式などの一生に一度のはれの日には「本物の書道」の力のある作品を、まさに一生の記念品として購入するような文化ができるといいなぁ、なんて思ったりします。

筆文字つとむがおすすめする新築祝いはアートな作品

ところで、筆文字つとむは日頃、結婚式のときにご両親に贈るメッセージボード(サンクスボードとも言うようです)や、還暦や金婚式などのお祝いのときに贈る記念品としての筆文字を書いていて、ライバルは似顔絵作家さんなのですが(^^ゞ

でも、最近では、新築祝いのプレゼントを探して当サイトを訪問される方も増えていて、そういう場合には通常の商品ではなくてぜひ、アート性の高い筆文字作品をおすすめしたいなーと思って、今、耕望に置いてある作品を少し、写真に撮ってきました。

どれもお値段は「時価」という感じで(笑)個展などで販売するだけで普段は耕望に飾っているだけなのですが、これからはこうした作品も積極的に紹介して、販売していこうと思います。

▼無造作に置いてある作品たち
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左端の黄色い額は、知り合いの社長さんに特別に作ってもらった土の額で、壁を塗るための土をいろいろ、配合などを研究して作ったもので、ほんとに貴重なものです。
実際にうちでも、友人の新築祝いにプレゼントしたことがあります。

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最後のこれは、広告の仕事で作ったカレンダーです。古いカレンダーなので売り物にはなりませんが、WEB担当のIKUKO的には、このお月様の図柄がとても、気に入っています。
「洗心の月」という言葉を書いた、金色のお月様の作品があったのですが、数年前の個展で売れてしまい、微妙に残念だったりしています。非売品にしておけばよかった…(~_~;)

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