写真付きのメッセージボード・サンクスボードの思い出に残る使い方。
写真を毎年変えて飾っています。
この言葉は実演販売でお客様からいただいた言葉です。何年も前におじいちゃん、おばあちゃんに敬老の日に書かせていただいたのですが、毎年お正月に里帰りした時に家族みんなでおじいちゃん、おばあちゃんと一緒に写真を撮って写真を新しいものに変えているとのこと!
このお話をお聞きして、僕の心が熱くなって泣きそうになったことがあるんです。こんな風にして僕の書いた時に家族写真を入れて思い出を重ねている方がいる、これだけでたまらなく嬉しくて、僕も何かのお役に立っているという思いを強くしたのです。それ以来、字を書く時、飾らない素朴であったかい文字を書くことを心に刻んで書いています。
僕は教室で生徒さんに必ずお話するのは、上手に書こうとか、味のある文字を書こうとか、かっこよく書こう、そんな気持ち、邪心邪念を出来る限り捨てて書いてください。その心だけで充分心に伝わる文字が書けますよ。そんなことをお話しているのですが、まだまだ僕自身、邪心邪念だらけでなかなかできないでおります。
心にのこる思い出を感謝の心をこめて書く、この仕事が大好きなのです。