傘寿・さんじゅ、この字がなかなか読めなくてね・・・
最近圧倒的に多いのが、傘寿、古希、還暦などの年の記念日の贈りものです。今でもね傘寿というのがすっと出てこなくて、カサジュなんて言ったりしてます。80歳のお祝いですがこの言葉が出てこないのです。
いろんな字を書くわけですが苦手な字というのが勿論あってね、傘、この字はなかなかバランスが取りにくくていつも何回も書き直しをしています。毎日書いていれば手が覚えてくるものなんですがね、この仕事を始めて最近思うことは、これはどちらかと言うとアートとかデザインではなく職人的な仕事だなあ、そんな風に感じるようになりました。
火野正平さんの「こころ旅」という番組の中で「大切な心の風景」という言葉が出てきますが、僕はこの言葉が大好きです。僕の仕事は大切な思い出や今の幸せに感謝して、大切な人にこころのメッセージをプレゼントするお仕事なんです。
そこに僕の書いた字がある、これは最高の幸せだと思っています。これからも精一杯の自分で書かせていただけたら幸せですね。